敗血症診断マーカー パスファーストPresepsin
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敗血症(セプシス)マーカープレセプシンとは

バイオマーカーの種類

敗血症診断の補助に有用なマーカーとしてプロカルシトニン(PCT)やエンドトキシン等が注目を浴びていますが、敗血症を確実に診断できるバイオマーカーはまだありません。プレセプシンは、感染に起因して産生されるマーカーであり、感染初期に血中濃度が上昇する点が大きな特長です。

項目 プレセプシン PCT CRP
分子量 13 kDa 13 kDa 120 kDa
産生臓器 顆粒球・単球他 全身臓器 (肺、肝臓、腎臓、脂肪細胞、筋肉など) 肝臓
産生刺激 生菌 細菌感染, サイトカイン, LPSなど サイトカイン(IL-6)
発症後応答時間 < 2 時間 2~3 時間 6 時間
血中半減期 0.5~1.0 時間 20~24 時間 4~6 時間
高値を示す疾患 敗血症、全身性感染症、慢性維持透析、血球貪食症候群 全身性感染症, 敗血症,
重症外傷, 重症熱傷など
炎症反応