敗血症診断マーカー パスファーストPresepsin
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メディカルレポートvol.2

敗血症の重症度を反映する新しい診断マーカー プレセプシン
04.敗血症性DICに急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を
合併した症例における、各種マーカーと重症度スコアの
推移の解説をします。
症例④ 敗血症性DIC、ARDS合併  男性アイコン70歳代男性

こちらは広範囲熱傷(熱傷面積60%)から、早期のショックを乗り切り、来院5日目に植皮術、7日目に感染徴候、9日目に敗血症性ショックを合併した症例です。13日目に血小板数が11.6万/mm3まで上昇しDICから離脱し、さらにP/F値も300を超えたのでARDSから離脱しました。

表
表

この症例では、プレセプシン値はAPACHEⅡスコアや急性期DICスコアと良い相関を示し、臨床状態を反映して減少しました。また、ARDSの重症度を反映するP/F値や、血小板数ともプレセプシン値と良い相関を示しました。一方、CRPやIL-6はプレセプシン値と比較して、遅れて減少傾向を示しました。
敗血症にDICとARDSを合併した症例においても、プレセプシンは従来のマーカーよりも重症度を反映していると考えられます。

結語

今回示したように、敗血症の症例において、プレセプシンは重症度スコア(APACHEⅡスコアや急性期DICスコア、P/F値)と良い相関を示しており、患者の病態・重症度を反映することに期待が持てます。